4月も中旬になり、新しい生活にも慣れてきたころかなと思います!最近、東北でまた地震があり、コロナウイルスだけではなく天災にも気を付けなくてはいけないと感じました。
今回は天災(地震)とウイルスの両方に共通する心理学について紹介しようと思います~
東日本大震災ではご存じのようにたくさんの被害が出ました。すごく大きな地震やそれによる津波によってたくさんの人が苦しめられました。しかしながら、後々の調査によると、被害にあった人達が不可解な行動をとっていたことが分かりました。
それは人が逃げれる環境にいたのに逃げていなかったということです。地震が発生し、地震速報や津波注意報がメディアや放送を通じて警告されていたにもかかわらず、逃げようとしていなかったひとがたくさんいたんです。
これは心理学の正常性バイアスが大きく影響しているとされています。正常性バイアスとは簡単に言うと”自分は大丈夫”と思い込む心理状態のことです。
周囲の変化にいちいち反応していては疲れてしまいますね。そのため自分の現在の状態を正当化することで変化することを拒もうとします。
たしかに、日常生活では生き抜くためにすごく有効なのですが、今回の地震のような場合、非常に危険だといえます。
バイアスによって危険だとわかっていながらもきっと大丈夫だろうと思い込み、避難することをためらうからです。
その結果、たくさんの方が逃げ遅れてしまったのです。
この心理、最近ではコロナウイルスでも同じことが言えます。
人が密集する場所に行ったり、大きな移動などをしてきた人は感染している可能性がありますね。しかし、正常性バイアスによって”自分なら大丈夫だろう”と勝手に解釈した結果、検査を受けに行かなかったり、外出を自粛をしない人がたくさんいます。心理バイアスがコロナの感染拡大を促しているんですね。
すこしでも体調に変化を感じたり、感染の疑いがあるときは、ためらわずに防止のための行動しましょう。
”あなた”だけが”特別”ではありません。
いかがでしたか???
ぜひ、周りの方にもこの話をして災害やコロナに備えましょう!
以上,なぜ人は逃げ遅れるのかを心理学で説明…という話題でした!
心理学で話題の正常性バイアスについてのお話をさせていただきました。
自分は大丈夫、自分は特別っていう感覚。皆さんは持っていますか?僕も大学に入るまですごく感じていました。
自分はできる人間だ。将来は世界に名をとどろかせるような活躍をするんだ。と何の根拠もなく考えていました。だから、周りと同じことをすることが嫌いでした。変わったことをしている自分に酔っていたのかもしれません。
しかし、臨床心理学(カウンセリング)ではこれを否定しあなたは世界の中心ではなく、世界を作る歯車の破片にすぎないと説いています。
これはなぜでしょうか。それは世界の中心と考えることで、今の自分とのギャップに苦しみ、結果として幸せに生きることができないからです。
世界の中心、自分が基準だと思えば思うほどそうでない自分との落差にストレスを感じてしまいますね。なので、自分は周りと変わらない大多数の平凡な人間と考えることが、今の自分の状態を肯定することにつながり、幸せに生きることができるとされます。
もちろん高みを目指すことは素敵なことです。ただ、今のそのままの自分も十分価値があります。そのことを念頭に置きつつ目標に向かって努力するくらいのスタンスがちょうどいいのではないかなぁと感じています。
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