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Author: こうすけ

【心理学】つじつまあわせ|矛盾を使って子供に教育しよう!

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認知的不協和理論を知ろう
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2月は祝日がたくさんあって嬉しいですね!いろんな事に挑戦が出来て毎日とても楽しいです!

さて、本日も心理学について学んでみましょう!

みなさんはこんな写真を見かけたことはありますか?

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そうです、トイレによくはってあるあれですね。きれいにしていない人にとっては虫の居所が悪いかもしれませんが、たいていの人は気持ちがいいものです。

これがはられる前は「トイレはきれいに使いましょう」とか「汚さないでください」という張り紙が多かったそうですが、ほとんど効果がなかったそうです。

しかし、先に感謝されるこの張り紙は心理学的に非常に効果的で、トイレの清潔維持に大きく貢献しています。

今回はなぜこの張り紙が効果的なのか心理学の観点から暴いてみようと思います!

矛盾を嫌う人間

ずばり人間は矛盾を嫌うからなんです!

認識(感謝されている)と自分の行動(トイレをきれいに使わない)が一致しないと人間は不快感を覚えます。

そして人間はその不快感を打ち消すため、行動を変化させるか、認識を変化させます

今回の場合、感謝されているのにトイレをきれいに使わないことは頭の中で矛盾が生じ、不快な気持ちになります。そこで、次回からは認識を変える(その張り紙が誤っていると考える、難癖をつける)か、行動を変えるのです(トイレをきれいに使う)

心理学ではこれを認知的不協和理論と呼び、日常生活のあらゆる場面で生じているんです。

例えば行列の出来ているラーメン屋さんに並び、ラーメンを食べたとします。しかし、そのラーメンが思ったよりおいしくなかったとしましょう。

このとき、認識(ラーメンがおいしくなかった)と行動(ラーメンのために長い時間待った)事が一致せず脳内では不快感を覚えるため、それを打ち消すためにラーメンがおいしかったと誤認識をしたり、待ち時間がそんなに長くなかったと思い込んだり、sns等に投稿して(行動)埋め合わせをしようとするのです。

冒頭の私の祝日がたくさんあって嬉しいという発言はもしかしたら祝日をうまく過ごせていなかったことのつじつまあわせかもしれませんね笑

ちなみに、日本人は感謝されるのが好きという文化性を持っています。なので感謝されることで喜びを感じ、行動に移してくれるのではないかという研究データもあります。

あとがき

この心理学、子供との関わり合いでも使えそうな気がします。

例えばいつもお片付けをしない子供に対して

「お片付けありがとね~、本当に助かる!」と先に感謝してみると、

子供は感謝されているのに片付けをしない自分に不快感を覚え、つじつまをあわせるために片付けを始めるかもしれません。

褒めてみるのも同様に有効だと思います。

先に認識を変えることであえて矛盾を生じさせ、行動を変える。

心理学を巧みに学んだ人は日常的にこんなことをしているんですね。怖い笑

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