【心理学】あなたが見本です｜意外と知られていないモデリング効果を解説！

心理学のモデリングを学ぼう

みなさんは何かお手本にしている人がいますか？？

最近、バイト先でロールモデルを目指しなさいといわれ、責任感と使命感が今まで以上に増した気がしています。

お手本ってすごく大事なんです。そして、自分がお手本になっているつもりがなくても、勝手にお手本にされていることがあります。

なぜなら、人は他人を見て、それを真似して学習もするからです。

今回はこの学習方法、モデリングについて紹介します！子供を持つ方には必見ですよ！

• モデリングとは
• あなた自身が学習対象
• 大人もモデリングする

モデリングとは

モデリングとは心理学の言葉で、観察によって学習することです。人はすべてのことを直接経験したことから学ぶわけではありません。

たとえば赤ちゃんは我々が教えなくてもいつの間に歩けるようになったり、言葉を話せるようになります。それは赤ちゃんが近くにいる人を観察して、真似ることで習得しているのです。

すべてのことを教わらないと習得できないようでは生活していけませんね笑

あなた自身が学習対象

大切なのはあなたが子供にとって常に学習対象になっていると言うことです。

子供は都合の良いところだけを見てくれることはありません。毎日生活を共にすることで子供はあなたのいろんな生活態度や礼儀、動作などを見ています。

そこから良い例も悪い例もすべてモデリングして自分のものにしていくのです。

例えばテレビを見ながら｢勉強しなさい！｣と言っても子供は親のテレビをみるところをまねしていきます。　

他にも、父親が母親にDVをしているところを見る、すなわち攻撃的な人間を観察する子供も攻撃的になると研究成果があります。

子供だけじゃない

モデリングは子供だけではなく、大人でもモデリングはしています。

仕事場の同僚や、普段一緒に時間をともにする人についてもお互いにモデリングを無意識にしています。

これを逆手に取り、ビジネスの世界では、他の人達の体験模様を映像化して、それを見せることで、研修や学習の効果を高める取り組みを実施しているところもあります！

さらに、蛇が苦手な人が蛇を上手に手なずけているモデル（人）を見ると自分も蛇に対しての恐怖心が克服されるという実験結果があります。

これらは無意識に行われていることなので、日常生活では十分注意して欲しいです。

いかがでしたか？？？　子供と最前線で関わっている読者のみなさまは口で言うだけではなく、自分が良いモデルになっているか振り返ってみてください！

以上、あなたが見本です…という話題でした！

あとがき

心理学モデリングについてのお話でした。モデリングは心理学なのでどんな人にでも当てはまります。悪事ばかり働く子、全く口をきかない子もみんな観察して学習しています。

素行の悪い子に対して、ついついイライラして冷たい態度を取ったり、注意しながら自分は怠けているといった言動が一致しない事が起きていませんか？？

僕自身も家庭教師で、なかなか言うことを聞かない子供に教育をしたことがあります。最初のうちは返事もなし、話しかけても目も合わせずつまらなそうにしていました。

しかし、必ず笑顔で挨拶し、常に生徒との目線を話さずに接していたところ、数ヶ月ほどで挨拶に返してくれて、さらに目線を合わせて話してくれるようになりました。

生徒はきっと今まで返事を無視されてきたり、話を聞いてもらえない経験やそういったことをしているモデルがいたのでしょう。だからこそ彼のモデルを更新してあげればいいのです。

どんなにつらくても丁寧にモデルとなって行動し続けることが結果として子供に大きな影響を与えているのです。

変わって欲しいではなく、じぶんが変わることが大切というわけです。