[考える力を身につける]Scratch3.0で二次関数を描いてみよう

Scratchで曲線の代表例である二次関数を描いてみよう

前回、一次関数をScratchで描いてみました。今回は、二次関数をScratch上で作ってみようと思います。二次関数が分からない人でも、二次関数が何かから説明するのでぜひ見てみてください。

前回の記事はこちら⇩

二次関数とは

二次関数は二乗が式に入ってくるやつです。式で見てみると下のようになります。

二次関数
y=ax² + bx + c　(a,b,cは定数)

見ての通り　x²　が式に入ってくる関数です。一番簡単な形はa=1、b=0、c=0とした下のような関数です。

めちゃ簡単な二次関数
y=x²

このときグラフは下のようになります。

このように原点を頂点にした、上に開いたグラフになります。

先ほどの式でbとcに値を入れれば、頂点の位置が動きます。これはScratchで作った後に確かめてみるといいでしょう！

二次関数をScratchで描いてみる

準備

変数を下の５種類作成してください。

あと、一次関数の時と同様にペン機能も追加してください。

プログラム

ポイントとしては二次関数の式をScratchの演算ブロックを使って頑張って作ることです。Scratchは計算規則があるので作るときは気をつけてください。掛け算と割り算が優先されず、一番小さい囲いから計算が優先されます。これについてはまた記事を出します。

実行結果はこんな感じです⇩

どうでしょうか！うまくいきましたか？このプログラムだと少し結果が出るまで時間がかかるので5秒ほど待ってください。a,b,cの値を変えると色々なグラフを作成することができます。

a,b,cのそれぞれの役割について値を変えながら予想してみてくださいね！これこそ考える力です。

最後に

二次関数でも一次関数の時とほとんど同じプログラムで作れましたね！これを使えば３次、4次の関数も自分で作れちゃうかも？

次回は高次の関数のグラフを作ってみましょう〜！