2021年が始まってからもう2週間半が経ちました。一年間は52週間ですからもう5%が終わったんですよ。本当にあっという間ですね。毎日、大切にすごしたいところです。
さて、本日は目標設定に関するお話です。
先週、金山駅近辺を歩いていたらこんな信号を見つけました。
一見普通の信号ですね、しかし何かが違います。
そう残り時間がかいてあるんです。赤信号になるまで後何秒かかるのかを教えてくれるんですね。
これは二つの理由から導入されています。
一つ目は信号無視防止のため。残り時間が分かると人は信号を無視しなくなるんですよ。人は自分の現状が分かっていると行動を起こしやすいからです。
10メートル先で青信号を見つけました。しかし、残り時間が10秒で赤に変わると分かりました。現状(残り10秒で信号が変わる)というのが分かったので、行動(急いで歩く)に移しやすくなったのです。
これがもし、時間が分からないと現状が分からないので行動をせず、そのまま信号をうまく渡れなくなり、信号無視をしてしまいます。
これ、実は教育にも応用できそうです。
ちなみに二つ目は心理的負担の軽減です。赤信号で待たされている時を想像してみてください。今か今かと歩行者信号をみんなが見つめています。
しかし、残り時間があるとその時間まで信号に注意を向ける必要がないので精神的に負担が少なく、リラックスした状態でいられます。
信号無視を防ぐための一つ目の理由、実は教育にも応用できそうです。自分が何をすべきなのか、自分は目標達成にむけうまく進んでいるのか、よく分からなくなったときは、現状を可視化するのはすごく大切です。
例えば算数のテストで100点を取ることを目標にします。そのために、授業の復習やドリルの演習を取り組んでいるとしましょう。
あるタイミングで自分の現状を確認してみます。すると小数の足し算の分野はもう完璧だけど、繰り上がりがあると出来ないと分かりました。なので、今度はドリルの演習を特に繰り上がりがテーマの場所を集中的に勉強しようと行動に移せます。
人は長期の目標になればなるほど、行動することが苦手です。普段の学校の宿題は次の日までに取り組まなくてはいけないので人はやる気が出ます。
しかし、夏休みの宿題は期限が先なのでやる気が出ません。やらなくてもなんとかなると思ってしまうからです。(なんとかなるかもしれないけど笑) だからこそ、現状を考えて、近くの目標を設定します。現状が分かる事でやるべき事がはっきりしてスグ行動に移しやすいです。
じゃあ夏休みの宿題のように期限の長いものはすべて親が考えて計画すればよいでしょうか。いいえ、それではいつまで経っても本人の計画力は養われません。
そこで、親子で一緒に目標を設定しましょう。「後冬休みは20日あるね、宿題は算数が~くらい、国語が~くらいあるね。じゃあ、今週の日曜日までにどこまで終わらせたい???」と聞いてあげながら一緒に本人にも考えてもらいます。これによって行動し、その計画を達成しやすくなるのはもちろん、計画力が養われ、長期的な目標達成がどんどんできるようになります!
いかがでしたか??
なかなか宿題が終わらない子、計画力の問題かもしれません。是非、親子で長期の目標を設定し、取り組んでみましょう!
以上、現状を可視化すること…という話題でした!
今回は目標を達成するために現状を明確にすること。家庭内では一緒に目標を考え、長期目標達成のための短期的な目標を設定することを紹介しました。
計画力がついた子は本当に社会でも苦労しないでしょう。目の前の事にとらわれず、将来を見据えた行動が出来る人は大人でもそんなにいません。
長期目標の例として受験があります。学校に合格するために必要な勉強時間を想定し、受験までの残された日数から毎日のやるべき事を計画できた人が合格を手にします。計画がないと漠然と数ヶ月先の事に対して自分がどのような現状にいるか分からず、何をするべきか分かりません。とりあえず勉強をしてもそれは自分にとって必要のない勉強である場合が多く成績が伸び悩む原因の一つになります。そして、やる気がなくなり目標達成からは大きく遠ざかってしまうかもしれません。
頭がよい子というのは必ずしも生まれつき優れていたわけではなく、教育によって「頭がよい子」になる事が可能です。
是非知識を取り入れ、少しでも子供にあった教育ができるように、教育に関心を持つ人が増えて欲しいと思っています
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