2月には祝日が2日あります。
一つは2月15日の建国記念の日。
もう一つは2月23日の天皇誕生日です。
今日はこの天皇誕生日についての記事です。
1948年までは「天長節(てんちょうせつ)」と呼ばれていました。
天長節
天皇の誕生日を祝った祝日。その起源は中国の唐代、748年(天宝7)にさかのぼり、玄宗皇帝が老子の「天地長久」の語に基づいて創始した。天地とともに天子の寿命の限りないことを希(ねが)うという意味で、日本では775年(宝亀6)光仁(こうにん)天皇が詔(みことのり)して、自らの誕生日を祝したという記録がある。1868年(明治1)古代の例に倣って復活し、73年紀元節とともに国家の祝日となった。当日宮中では祭儀と宴会が行われた。第二次世界大戦後は「天皇誕生日」と改称された。(日本大百科全書)
中国から伝わった「天長節」が戦後に天皇誕生日になったというわけです。
ちなみに、皇后の誕生日は地久節(ちきゅうせつ)と呼ばれます。
天皇誕生日には宮中で儀式が行われたり、神社で天長祭が行われます。
ここからはそれぞれの時代の天皇誕生日の日にちと現在の位置付けを確認していきます!
令和の天皇誕生日は2月23日です。
昨年より祝日となりました。
では、平成や昭和、明治についても見ていきましょう!
時代が平成の頃、天皇誕生日は12月23日でした。
当時は国民の祝日とされていましたが現在は平日となっています。
昭和の天皇誕生日は4月29日です。
昭和天皇の崩御後に「みどりの日」として祝日となりました。
4月29日は今は「昭和の日」となり、みどりの日は5月4日に移動しました。
GWのうちの1日ですね。
大正の天皇誕生日は8月31日です。
戦前なので天皇誕生日ではなく天長節と呼ばれている時代ですね。
現在、8月31日は平日となっています。
明治の天皇誕生日は11月3日です。
現在は「文化の日」として祝日となっています。
この11月3日は日本国憲法の公布日でもあります。
ちなみに、憲法記念日は5月3日ですよ!
みどりの日の前日ですね。
いかがでしたでしょうか。
平成生まれとしては12月23日が祝日でないことにいまだに慣れません。
また、昭和天皇の誕生日4月29日が昭和の日になったのは2006年なので今でもみどりの日と思っている人がいるかもしれません。
今回出てきた昭和の日やみどりの日、文化の日についても今後解説していきます。
お楽しみに!
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