[名大院試]名古屋大学機械航空系の院試：詳細な情報と合格のポイント

合格のための勉強法と秘訣

2023年の夏に私は名古屋大学工学部マイクロナノ専攻の院試を受けました。無事合格！

この時自分が対策した内容や，院試試験の概要について詳しく説明します。名古屋大学工学部機械航空系のほかの専攻も同様の内容になっているので参考にしてください。ちなみに後ほど話しますが，事務的な手続きのせいで英語の点数は０点になってしまいましたが受かっています。もし英語を加味していた場合はほぼトップの成績で受かっているのでご参考にしてください。

名古屋大学が公開している詳しい情報はこちらにあります。

名古屋大学工学部機械航空系の院について

名古屋大学工学部機械航空系は3つの専攻から成っています。

• 機械システム工学専攻
• マイクロ・ナノ機械理工学専攻
• 航空宇宙工学専攻

それぞれの専攻に研究室が7～9個あります。自分が目指したい研究室を選び，その専攻を受験します。研究室についてはそれぞれのホームページにいき，何の研究をやっているか，博士は何人いるか，教授はどのような人か，ポスドクはいるか，就職先はおおよそどこなのかなどを念入りに調べ，行きたいところを選択するといいと思います。

行きたい研究室が複数ある場合，専攻をまたいでいても構いません。とりあえず第1希望の研究室が入っている専攻を第1希望にして，書類は提出します。のちに研究室希望調査が行われ（確か試験より前），そこでは専攻構わずすべての研究室に希望順位を付けて提出します。あとは，試験での点数順に合格者が研究室に割り振られます。ちなみにGPAは関係ないです。

推薦入試と一般入試

どの大学も院試を行う際に，2回試験を行わなければならないという決まりがあります。名古屋大学では推薦入試と一般入試に分けることでその2回を消化しています。

まず推薦入試について。内部生は成績がいい人のみに推薦入試を受けないかというお達しが来ます。そしてお達しがきた内部生はよほどのへまをしない限り面接のみで受かります。そして，外部生で推薦入試を受ける方。。。申し訳ありませんがとても厳しいと思います。内部生と外部生で推薦入試に関しては試験内容が違うようで。。。外部生（他大学）の方の推薦入試はとても狭き門です。

次に一般入試について。基礎科目と専門科目の試験に加え，二次面接があります。

点数の配分は，基礎300，専門300，英語100となっています。

基礎科目は，線形代数，微分積分，ベクトル解析，常微分方程式，力学の5問です。試験時間は3時間です。すべてしっかり対策すればそこまで難しい問題はありません。力学に関しては少し難問の時もあります。

専門科目は，熱工学，流体力学，機械力学（振動），制御工学（古典制御，現代制御），材料力学の5つから3つを選択して回答します。こちらはしっかり対策しても解けない問題があります。みんなが解けそうな問題を落とさないことが大切です。

二次面接については，基礎科目と専門科目の試験結果をもとに，「どの問題が難しかったですか～？」とか「手ごたえはどうでしたか～？」のような質問をされます。たぶん試験内容が難しすぎた科目は来年度から修正できるように先生たちの参考程度に聞かれます。合否に関係ありません（たぶん）。そのほかに，第1希望の研究室を聞かれたと思います。内部生で悪い成績の場合は，二次面接がとぉーーっても長くなります。短く終わった場合はたいていの場合大丈夫です。

内部生と外部生は区別があるのか

私は大学も名古屋大学だったのでいわゆる内部生となります。

一般入試に関しては外部生と内部生は区別されず，すべて点数で合否が決まります。内部生でも点数が悪ければ問答無用で落とされ，二次面接のときに就職先について相談されます。

推薦入試に関しては残念ですが先ほども述べたようにおそらく区別があります。

必要書類について

必要書類は，すべてこちらのサイトに載っています。推薦入試と一般入試では提出時期も，提出物も異なります。十分気を付けて下さい。願書はすべて自分でそろえ封筒に入れ郵送します（とてもアナログで意味が分かりませんが。。）速達で送らなければならないので余分にお金がかかります。

TOEIC,TOEFLのスコアについて

必要書類の中に，英語のスコアが含まれます。TOEICもしくはTOEFL iBtのどちらでも大丈夫です。

TOEIC

ほとんどの人がTOEICで提出します。ここで少し注意点です。TOEICの試験は頻繁に行われているためいつでも受けられますが，推薦入試なら4月までに，一般入試なら5月までに目標スコアを獲得していると安心です。ギリギリにTOEICを受けても認定されない場合があります（募集要項に有効な期限が記載されています。）また，逆に2年以上前に受けたTOEICスコアは無効なのでそこも注意してください。

TOEICのスコアは，名古屋大学の独自の計算システムで100点満点に換算されます。うわさの中で有力な計算式として，

(TOEFL score – 600)/3

があります。TOEIC900点以上取っていればたぶん満点扱いになるのではないかと思います。800点あれば十分ともいわれています。

TOEFL iBt

こちらで提出する方はおそらく英語の猛者でしょう。ちなみに私はこちらで提出しました。

TOEFLは願書にコピーを張り付けるだけでなくScore reportをETSから名古屋大学に送ってもらう必要があります。そして，皆さんこのScore reportの申請は必ず締め切りの2か月前に行ってください！！！！！！！！！！！！！！！！！

ちなみに私はこのScore Reportの申請を締め切りの6週間前に行ったのですが，なんとScore Reportの到着が締め切り日に間に合わず，英語が0点扱いになりました。（ﾊｲｵﾜﾘﾃﾞｰｽ）

僕は基礎科目と専門科目の点数がよかったため無事第1希望の研究室に配属できましたが，本当に冷や汗をかきました。（ふつうはねぇScore reportなんか採点するときまでに届いていればそれでいいような気がするんですけど，なんで名古屋大学の入試課の人はそれをしないんですかねぇ，，，東京大学やほかの海外の大学なんかはScore Reportが時間通りに届かないことなんかは百も承知なので，Score Reportに関しては寛容なんですよ，届いていなかったら確認の電話をくれたり，最悪採点までに届けば点数に加えてくれるんですけどねぇぇえ??）←文句

皆さんは同じ思いをしなくてもいいようにScore reportの申請だけは絶対2か月前に行ってください。もし，2か月を切ってしまったらTOEICを提出した方がいいです。

スコアの換算についてはあまり情報がありませんが，90以上あればおそらく100点換算かと思います。

最後に

今回は名古屋大学工学部機械航空系の院試について説明しました。私自身英語のスコアのことで大失敗をしているので皆さんには同じ思いをしてほしくなくて記事を書きました。

次の記事で実際に行った対策を細かく書いていこうと思います。