みなさんこんにちは!
今回は早期アクセスが2021年5月26日からスタートしたアンリアルエンジン5(UE5)のここがすごいポイントをいくつか紹介できたらなと思います。UE5はゲーム業界の常識を変えてしまうような新機能満載なのでゲーム制作に興味がない人も楽しめる内容になっていると思います。ぜひぜひ最後まで読んでみてくださいねっ!
当ブログでは不定期ですけどUE4を利用してゲーム作成を行う記事も掲載しています。よければそちらの方も一度読んでいただけると幸いです!頑張って更新します……
それでは早速行ってみましょう!
そもそもアンリアルエンジンシリーズとはEpic Games社が提供する無料ソフトで、(商業利用時条件によっては有料)自社ゲームであるフォートナイトやキングダムハーツⅢ等様々な有名作品を世に排出している今ホットなゲームエンジンです。ゲームエンジンってなに?ってひとはゲーム開発に必要なツールが一通りそろったソフトウェアとだけ理解していただければオッケーです。
その最新バージョンがアンリアルエンジン5(UE5)なのです!2021年5月31日時点では開発者向けの早期アクセス版しかリリースされていませんが、UE5の新機能を余すところなく利用することができます。
という前置きは置いといて次の章でUE5の目玉である新機能を2つ紹介していきます。
いきなり Lumen って書きましたけど、どんな機能か想像できますか?ラテン語で Lumen は「昼光」という意味なのですが……難しいですよね。とりあえず Lumen を利用した画像があるので見てみましょう。
どうでしょうか?もはや写真にしか見えないですよね。
上2つともゲームの画面です。光の表現が自然ですよね。これは光源からの光だけでなく、光源の光がモノに当たって反射した光についても計算し描写しているのです。こういった写りこみを考慮する手法はUE5以前からレイトレーシングという名前で使用されていたのですが、処理が非常に重くハイエンドPCでないと利用できない技術でした。そこでPS5といったゲーミングPCでない媒体でもレイトレーシングに似たような表現ができるよう開発されたのが Lumen なのです!
この機能ゲーム開発におけるメインライトとサブライトを4つくらい置いて……といったライトメイキングを光源一つ置くだけで終えられるので開発者の手間が減ることも考えられます。また、これは光の表現に限らず音についても反響などを考慮した表現を簡単に行えるので、より現実に近いゲーム体験を味わうことができます。
レイトレーシング以外はzバッファやシャドーイングといった処理の軽い表現方法も存在します。今でもこちらの処理方法が多く、レイトレーシングは重すぎて使えないという意見もあるので Lumen がゲーム業界を変えてくれることを期待しています。
Nanite は簡単に言えば超高ポリゴンの3Dモデルを何個も置いたとしても、見た目の美麗さを失わずかつFPSを落とさずゲームをプレイできるようになるという夢のような機能です。そもそもゲームに出てくる3Dモデルは三角形(ものによっては違う)のポリゴンと呼ばれる小さな部品でできています。これが多ければ多いほど処理側は処理する対象が多くなるので動作が重くなってしまいます。
参考程度にPS1時代は100ポリゴン、PS2・3時代は5000~10000ポリゴン、高画質だと呼ばれるPS4時代は10000~90000ポリゴンほどが主流と思われます。では果たしてNaniteを利用したゲームではどれくらいのポリゴン数の3Dモデルが使われているのでしょうか?下にUE5のチュートリアルとして同梱されているゲームのプレイ映像を貼っておくので、敵ゴーレムのポリゴン数を予想してみてください。
皆さん予想しましたか?
正解は5000万強のポリゴン数です。もうめちゃくちゃですよね!しかもそのポリゴン数でぬるぬる動いているのですから、謎技術ですよね。この Nanite の登場により低ポリゴンのデータをわざわざ作って処理を軽くするといった手間が必要なくなりますし、なにより映画ばりの大迫力の映像をリアルタイムで作れるようになったというのはゲーム業界にとっておおきな影響を及ぼすと考えられます。実際にTwitterとかだと大変な騒ぎになってます……
いかがでしたか?UE5の登場でゲーム制作が大きく変わろうとしているのが少しでも分かっていただけたでしょうか。特にゲームを個人で作っている人にとって簡単に高画質のゲームを作れるようになったのは非常に大きなことだと思います。この記事でUE5に興味を持った方は、UE5の機能はこれだけじゃないので是非UE5の公式ホームページで調べてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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