眠気覚ましのコーヒー、大人なら誰しもが飲んだことがあると思います。コーヒーに含まれるカフェインを使って頭をすっきりさせるためですね。
しかしこのカフェイン、一体どういう仕組みなんでしょうか。そして子供にカフェインはどのような影響があるんでしょうか。コーヒーを飲ませなければいいと考えているそこの方、実はカフェインはいろんなところに潜んでいるんですよ…
人間は睡眠をヒスタミンという覚醒作用をもつホルモンの分泌で管理しています。例えば疲労がたまるとアデノシンという疲労物質が生成されます。このアデノシンがヒスタミンの分泌を抑えるため、人は眠くなります。しかし、カフェインはアデノシンがヒスタミンの分泌を抑える作用を邪魔してしまうため、ヒスタミンが分泌され続けます。そのため、疲れがたまっていても脳内がシャキッと目覚めているのです。
ちなみにカフェインの効力としてコーヒー1杯で30分ほどで効き始め、だいたい4~5時間ほど効果が続きます。 そのため朝の一杯のコーヒーは最適なカフェイン量ですね。
ここまでカフェインの仕組みと効果についてお話ししてきました。しかしここからが本題です。カフェインには当然ながら悪い側面もあります。大量摂取による症状はとして頭痛、めまい、不眠、嘔吐や下痢などが挙げられます。さらに妊婦さんの場合、流産や胎児の発育に悪影響をもたらします。
明確な規定量は定められていませんが、子供は大人よりもカフェインの影響を強く受けるため、これらの症状に加え、発育などにも障害が発生します。最悪命を落とす可能性も….
「なんだ、うちの子にはコーヒー飲ませてないし大丈夫だ…」と思ったそこの方、カフェインはコーヒーにしか含まれていないわけではありませんよ!
今回は子供が口に含みそうなカフェインを含むものをピックアップしてみました。ちなみにコーヒーは100mlあたり60mgのカフェインが入っています。
・ウーロン茶 20mg: おうちでもよく飲む機会の多いウーロン茶、たった100mlでこんなにカフェインが入っています。(自動販売機のちいさなペットボトルのサイズは350mlです)
・ほうじ茶 20mg: ほうじ茶も同じく要注意です。コーヒーと違い、お茶は一日における摂取量が多いことに気をつけるべきです。
・コーラ 10mg: 歯が溶けるとか砂糖が大量に入っているといろいろな悪評をされがちなコーラですが、実はカフェインも多く持っています。子供にとって永遠の敵かもしれません。
・チョコレート 10mg: これは意外でしたか? 板チョコ二枚分でこのくらいの量が入っています。チョコを毎日食べる子は要注意かもしれません。チョコレートを食べると鼻血が出ると言われますがこれとは関係があるのでしょうか…
以上が私が思う気をつけるべき食品たちです。人間は一日で1.5Lの水分を飲み物から摂取します。この1.5Lがすべてほうじ茶やウーロン茶で摂取していたらどうなるでしょうか。300mg、コーヒー二杯分に等しいです。
普段何気なく摂っているお茶をはじめとして、カフェインはいろんなところに潜んでいます。是非、ご家庭でのカフェイン量を振り返ってみてください!
以上、カフェインと子供…という話題でした!
カフェインの仕組みと影響、気をつけたい食品についてのお話でした。かくいう僕もカフェインにかなりお世話になっています。
テストや課題、hoicosのことがたくさんあるときに限って夜遅くまでアルバイトが入ってたりすると、睡眠不足は避けられません。こんな時にはコーヒーよりカフェインが入ったエナジードリンクを利用しています。
最近のエナジードリンクはデザインがすごくおしゃれで若者の心をくすぐるように出来ているので、眠くなくてもエナジードリンクを常に携帯している人もよく見かけますね。(ファッションなのか、インテリアなのか。僕にはよくわかりません…)
でも確実に彼らの肉体をむしばんでいます。カフェインの恐ろしい所は体がだんだんカフェインに慣れてきて、さらに強いカフェインを求めるようになります。ある意味、麻薬に近いかもしれませんね。
普段お世話になっている分、自分もカフェインとの向き合い方を考えていきたいなと実感しました。
カフェインは基本体によろしくないのですね。将来豆から作るコーヒーの機械買おうと思っていたのですがやめます。