Hoicos Blog

Author: あぼかど

Scratchで2人ブラックジャックを作ろう[1]

Hoicosプログラミング教室

2人で遊べる楽しいBJ(ブラックジャック)をオリジナルで作って遊ぼう!
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皆さんこんにちは。ゆうごのおもしろゲーム作りのコーナーです。

ブラックジャックを知っていますか?私は最近、Youtubeで「世界のヨコサワ」を見てブラックジャックのルールをようやく理解しました。賭け事はあまり良くないとは思いつつゲームの面白さに惹かれました(^^;)

これをScratchでも作れたらとてつもなく面白いのではないかと思い、今回ScratchでBJ(ブラックジャック)の作り方をご紹介します。

第1回目はブラックジャックのルールと、これから作っていくゲームの概要をお話しします。

ブラックジャックとは?

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ブラックジャックはカジノでポーカーやバカラと並ぶほど人気のゲームです。

日本ではお金を賭けるカジノは禁止されているため日本内ではアミューズメントカジノ(お金を賭けないカジノ)でプレイすることができるそうです。海外ではお金を掛けるカジノが合法のところもあり、そこではバンバンお金を掛けて増えたー!減ったー!とやるそうです。お金は大事に使いましょうね。。。(^^;)

BJはカジノ(ディーラー)対プレイヤーのゲームであり、プレーヤー同士の対決ではないことに注意してください。プレイヤーが勝てば勝つほどカジノは損をします。ですから、そう簡単に勝たせてはくれません。いかさまをしているカジノもあります。

プレイヤーもカウンティングという裏技があるそうです。この方法を行うことでいつ勝てそうなのかを大体予想することができ、その時にお金をいっぱい掛ければ儲かるので一流のプレーヤーはこっそりやっているそうです。

しかし、カジノもアンポンタンではありません。カウンティングしているプレイヤーはAIの最新技術で発見し、カジノから追い出してしまうのです。これがいわゆるカジノの出禁です^^

ブラックジャックのルール

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最初に、ディーラーがプレイヤーに2枚ずつカードを表向きに配ります。その後、ディーラーは自分の手元に一枚表、一枚裏の状態でカードをおきます。

勝利条件はディーラーよりトランプの合計が21に近ければ勝ち!この上なくシンプルですねぇ〜。

最初の2枚配り終わったところでプレイヤーはヒットとスタンドを選ぶことができます。ヒットとはもう一枚カードをもらうことで、スタンドはこれ以上カードをもらわないということです。(ヒットは何回もすることができます。)

カードをもらって21に近づけば万々歳ですが、なんのカードが来るか分からないので21を超えてしまうことがあります。この場合は無条件にプレイヤーは負けとなり、賭けたお金は全部取られちゃいます。

仮にプレイヤー全員がヒットを終わりスタンドをした状態になったとします。ここでようやくディーラーが裏になっていたカードを表にします。

基本的にディーラーのカードの合計が17より小さい場合はディーラーは強制的にカード引かなくてはなりません。最終的にディーラーの合計が17以上になったとき、どちらが21に近いかで勝ち負けが決まります。

もちろんディーラーも21を超えたときは無条件で負けが確定します。しかし、その時プレイヤーも21を超えていた場合はディーラーが勝利となります。

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もらえるお金の配当ですが、勝った時はかけた金額の2倍のお金をもらうことができます。特に、最初に配られたカードが『Aと絵札』のカードで勝った時は配当が2.5倍になります。ディーラーと引き分けの時はかけたお金はそのまま返ってきて、負けた時はもちろん全部取られちゃいます。

ここまでの説明でわかったように、ヒットとスタンドがこのゲームを面白くしています。ヒットすれば21になるかもしれないし、超えてしまうかもしれない。このむず痒さを楽しむのがブラックジャックの醍醐味ですね!

追加ルールについて

ブラックジャックにはゲームをもっと面白くするために他にも特別ルールを設けているカジノがあります。

今回Scratchで作るブラックジャックにこれらを入れてしまうととてつもなく難しくなってしまうので、見てみぬふりをしましょう。

気になる方は特別ルールについてググってみてくださいな。

カードの合計の仕方

ブラックジャックは特殊な合計の仕方をします。

最初にA(エース)についてです。これは「1または11」のどちらか好きな方を選ぶことができます。

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1 or 11として数えます

次に絵札についてです。絵札は全部「10」として数えます。

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他にJ,Qも絵札に入ります。10として数えます

残りのカードはカードに書かれている数字で数えます。(ジョーカーは使わないので注意)

問題:下のカードを合計すると幾つになるでしょう?

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答えは、16または26ですね!!Aは1or11でKは10で数えます。

しかし、ブラックジャックにおいて26は負けです。ですから、都合の良い16を選択することができます。

これで大体のルール説明は終わりです。

Scratchで作るBJの概要

ではようやくScratchでBJをどのように作るのか説明します。この記事ではどんな感じで作るかの構想図だけお話しして実際に作るのは、次の記事からです。

遊べる人数

今回は2人で遊べるゲームを作ろうと思います。プレイヤー同士で戦うゲームではないのですが、1人で黙々とやるのは面白みのかけらもないのでとりあえず2人でやってみましょう。

ディーラーは人ではなくPCにやってもらいましょう!!このプログラムを作るのが一番難しそうです。

お金はかける?

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実際のお金は賭けませんが、ポイントをかけてみましょう。

最初は50000点くらいからスタートしてどれだけ増やせるか競ってみましょう。他のプレイヤーと競い、先に500000点まで増やした方が勝ちです。逆に0点になったら負けです。

最初に賭けるポイントを決めます。勝った時はかけた2倍のポイントが返ってくるようにし、引き分けの時はかけたポイントをそのまま返してもらい、負けた時は取られる仕組みを作ります。

ヒットとスタンド

このゲームの大事なヒットとスタンドはどうしましょう。

今回はヒットとスタンドのスプライトを作り、それをクリックすることでヒットとスタンドできるようにしたいと思います。

ヒットを押せばカードを1枚ランダムでもらいます。スタンドを押せば次のプレイヤーまたはディーラーが操作をする番になるようプログラムします。

カードの合計の仕方

実際のブラックジャックでは、A=1or11です。しかし、都合の良いように数字を選べるようにするのはプログラムがとても煩雑になってしまいます。

よって今回はA=1としてカウントします

J=Q=K=10とし、実際のブラックジャックと同じ扱いにします。

使うカードの枚数(デッキ数)

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実際のBJでは1~8デッキのカードを使います。1デッキとはスペード、ハート、ダイヤ、クラブのそれぞれ1~13枚の52枚のカードのことです。

また、実際のBJは一度使ったカードは全部のカードを使い切るまで使いません。

使ったカードを記憶することはScratchではとても面倒なので、デッキ数は無限にあると仮定して作ります。ですから、同じカードが連続で10枚出てしまうこともありということです。

最後に

色々説明しましたが、BJはスロットなどの賭けとは違い頭を使って勝負することができます。戦略などもたくさんあり、知識や経験で勝つことができるので運だけで勝ち負けが決まらないのがとても面白いのです。

さて今から作るScratch版BJは楽しみになってきましたか??

ブラックジャックのルールを理解していないと作っていても飽きてしまうので、大体のルールは頭に入れて作っていきましょう。

次回の記事から制作を開始しますが、Scratch中級者向けの記事となっているのでご了承ください。初心者の方でも変数の使い方、それぞれのブロックの意味と使い方が分かっていれば作れるので、挑戦してみてね!!!







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