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Author: こうすけ

【2021教育方針】 タブレットは一人一台がいい|GIGAスクール構想を分かりやすく解説!

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GIGAスクール構想に関して

最近、小学校では一人一台のタブレットが支給される運動が活発になってきています。政府はこの構想をGIGAスクール構想と名付けました。タブレットは一人一台持っていた方が確実に良いと僕も思っています。

今回はこのGIGAスクール構想のねらいお話しますね。

GIGAスクール構想とは

GIGAスクール構想のGIGAとは Global and Innovation Gateway for All(すべての人が世界中の技術革新を使えるようにする)の略です。

GIGAスクール構想はそのために子供たちが最新の技術(タブレットなど)を活用してITの知識を深めよう!という構想のことです。

なぜタブレットを配るの???

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僕は大学に入るまで自分の情報端末を持ってなかったです。うらやましいかぎりですね笑

それは子供たちがITの知識を深めて欲しいからです。

世の中はどんどん変わってきています。IT化が進み、様々な場面でIT技術が必要とされます。そんな変化の時代を生きる子供たちがITの知識なしで社会に飛び立つのは恐ろしいですね、、、

実は部分的な私立学校や一部の先進教育を重視した学校では、すでにタブレット配布のような取り組みが行われています。しかし、大半の学校では準備が間に合っておらず、このままでは地域によって教育格差なども生じる恐れがあります。

この現状を受け、政府が全国一律にこの構想を導入することが急務だとなりました。

タブレットのような通信技術を使ってコミュニケーションをとることをICTと呼びます。医療や教育などにおける技術の活用方法(タブレットを使って授業をするか)という意味でも使われます。

一人一人に合う教育を

タブレット導入にはもう一つの狙いがあります。激動する時代を生きる子供たちに様々な力を養うために、タブレットを導入することで子供たち一人一人に合った教育が出来るんです。

どういうことでしょうか。具体的に説明しますね。

双方型の授業

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ほんとに全員がわかっているのかな??

皆さんが小学生の頃は先生が生徒数十名に対して一方的に授業をするスタイルが一般的だったと思います。こう行った一斉型の授業は確かに生徒に最も効率的に知識が教授出来ますが、当然生徒自身の理解度は生徒によってまちまちです。

理解するのに時間がかかる子にはついて行くのが大変である一方、頭の切れる子にとっては物足りないと感じてしまうおそれがあります。

そこで、一人一人の学習ペースがわかる双方的な授業を可能にするのがタブレット導入です。授業の内容を理解しているのかを一人一人がタブレットを経由して反応することが出来ます。さらに各人が個別の内容を自分のペースで学習することが出来るので理解度に応じて先生も指導を変えることが出来ます。

協働学習がより主体的になる

協働学習、グループワークといったものはICTが進む前から始まっていました。

先生が「はい、じゃあ今からグループ作って~について話してください」

というセリフ、聞いたことあると思います。しかし、グループワークは人によって学びに格差が生まれてしまいます

想像してみてください。普段から積極的に発言をして手を挙げる子、あまり話すのが得意ではない子、いろんな人が居ますね。彼らがグループワークをすると前者のような子ばかりが話してしまい、結局その子たちのみが対話的な学習をすることになります。

よく発言する子がだけがいい考えやアイデアを持っているわけではありません。なかには素晴らしいアイデアを持ちながらも控え目な性格が発言を妨げているかもしれません。

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ほんとに全員が発言できてるのかな?

タブレットを導入すると、手を挙げずに、個人のアイデアを先生にデータとして瞬時に送ることが出来ます。グループ学習では事前に調べてきた意見や資料をそのグループにデータとして送ることが出来ます。タブレットだから、それぞれの子供が持つ独自の視点をグループ上で共有し、編集ができ、議論が簡単にできる… これってすごいことだと思いませんか???

協働学習によって得られる課題解決能力、協調性などの力を全員が主体的に学ぶ手助けをしてくれるんです!

タブレット導入はこんなにも魅力があって、日本の教育の質をさらに高めていきます!GIGAスクール構想、少しでも早い推進を期待したいですね!!!

以上、タブレットは一人一台がいい…という話題でした!

あとがき

GIGAスクール構想についての詳細を今回おはなしさせていただきました。このICT、実はプログラミング教育でも重要になってくるんです。

プログラミングを全員が取り組むためには一人に一台タブレットがないと話になりません。つまり、小学校でのプログラミング教育必修化が成功するということは、同時にこのGIGAスクール構想も成功しているということです。

実はここにポイントがあります。小学校でプログラミング必修化が進まない理由の一つはICTが間に合っていないのです。タブレットを一人一台支給するためには莫大な予算が必要になるのは容易に想像がつきますね。日本の財政難を考慮すれば小学校で必修化されるにはもう少し時間がかかりそうです、、、。

正直、本当に悔しいなと思っています。でも、国全体で機能しないのであれば、少しでも早い段階でプログラミングに触れてもらえる機会が増えるために、僕たちは自分の教室を全力で頑張るしかありません。また、ブログを通じて誰かがプログラミングを知るきっかけ作りになればこれほど嬉しいものはありません。教育に興味を持つ、子供に関心のある皆様の目に届くよう、今日も自分の出来ることを全力でこなしていきます。

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