2月11日は国民の祝日である建国記念の日です!
「建国記念日」と思っている人がたまにいますが違うんです。
「え?何が違うの?」
そう思ったあなた!
その疑問は今日で解決しちゃいましょう!
かつて日本では2月11日は「紀元節(きげんせつ)」と呼ばれる祝日でした。
これは日本の初代天皇である神武天皇が即位したのがこの2月11日と日本書紀に記されていたことから定められました。
日本書紀とは
奈良時代の歴史書。最初の勅撰正史。六国史 (りっこくし) の第一。30巻。舎人 (とねり) 親王らの編。養老4年(720)成立。資料として、帝紀・旧辞のほか寺院の縁起、諸家の記録、中国・朝鮮の史料などを広く用い、神代から持統天皇までを漢文の編年体で記したもの。日本紀 (にほんぎ) 。(goo辞書より)
かつて紀元節は祭日でしたが、戦後にGHQ(連合軍総司令部)が皇室と神道のつながりをなくすために祭日でなくしました。なお、この紀元節には全国各地でお祭りが行われており、この紀元節をなくしたことによる反発を恐れた結果、1966年に建国記念の日に関する提案が承認、翌年1967年から適用されました。
紀元節の元となっている神武天皇は実在の人物ではなく、神話として位置付けられていることもあり、2月11日が正確な即位日であるかは分かりません。よって、建国記念日(日本という国ができた日)とするのではなく日本という国ができたことを記念する日とするために建国記念の日としたのです。
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」と規定されています。
日本以外の国に目を向けると独立した日やかつての政権からの解放を成し遂げた日が建国記念日として定められていることがあります。
祝日に国旗を出しているお家を見かけることがあります。(最近はあまり見かけなくなりました。)
これは「国民の祝日」を「国民みんなでお祝いし、感謝するため」です。
もともとは西ヨーロッパの文化としてあった旗を飾る習慣を、明治時代に日本が取り入れたと言われています。
今では家の玄関先に国旗を出しているのを目にすることは少なくなりましたが、運動会などの行事には国旗掲揚が行われていますね。
世界に目を向けると今でも祝日に国旗を掲げるのは普通とされているようです。
さて、この国旗を掲げるとされている国民の祝日をまとめておきます。
学校がお休みになる日ですね。
元日:1月1日
成人の日:1月の第2月曜日
建国記念の日:政令で定める日
春分の日:春分日
昭和の日:4月29日
憲法記念日:5月3日
みどりの日:5月4日
こどもの日:5月5日
海の日:7月の第3月曜日
山の日:8月11日
敬老の日:9月の第3月曜日
秋分の日:秋分日
体育の日:10月の第2月曜日
文化の日:11月3日
勤労感謝の日:11月23日
天皇誕生日:12月23日
国民の祝日である建国記念の日、実際に日本という国ができた日かはわからないため建国記念の日とされていることがわかったかと思います。
ちなみに、2月11日は大日本帝国憲法が公布された日でもあります。
(社会のテストで出るかもしれませんよ!)
ただ祝日として過ごすのではなく、何の日なのか、どういう意味があるのか、今後も他の祝日について取り上げていきます。
それでは!
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