電車に乗ってみたら席が一列全て空いていました。皆さんならどこに座りますか?
おそらく端に座る人がほとんどじゃないかなって思います。実際、両端だけ人が座っているシーンもよく見かけます。 男性だったら小便器を使うときにも同じ状況があります。 どうしてみんな端を好むんでしょうか。
今回はこの理由を心理学的に説明してみようと思います。
端がいい理由は心の中で
「知らない人に隣に座られるのが嫌だなぁ」「距離を置いてほしいなぁ」と思うからですね。
こうした心理はパーソナル・スペースが影響しています。
パーソナル・スペースとは人間が自分の身を守るため、周囲に作る一定のスペースのことです。そしてこのスペースを他人が侵害してくると不快に感じるようにできています。
最初の電車では隣に座られることでパーソナル・スペースが完全になくなるので端に座ることで片方はスペースを維持することができるからです。
好きな人とは肩を寄せ合っても不快にならないですよね。こんな感じでパーソナル・スペースは人間関係によって異なるんです。
一般にまったく相手のことをあなたが知らない場合、3メートルがパーソナル・スペースです。これが知り合い、友人、恋人と関係が深まるにつれて約1メートルごとに短くなっていきます。
また、その時の状況によってもパーソナル・スペースは変わってきます。これを子供とのかかわり方に応用してみます。
たとえば子供と日常的な話題について話すときは子供も喜んで話しますよね、そういうときは子供のパーソナル・スペースは狭くなっています。なのでそういう時は僕自身が前のめりになってお話を聞いてあげます。
けれど、勉強の話だったり、本人が口に出しにくいことを話すときは、今度は子供のパーソナル・スペースは広くとられています。なのでその時は少し距離をとってお話を聞いてあげます。
こんな感じで少しでも子供が不快に感じないように適切な距離感を常に意識することでより本人との対話がよりうまくできます。
以上、一番端がみんな好き…という話題でした!
人間がつくるスペースを理解して子供との距離感を意識してみようという内容でした。僕はまだ子供がいないので、教室の生徒さんとの関わりが主になります。
初めて教室に来た子供はみんな緊張しているので話しかけるだけでも驚かれたりします。(スペースがひろくとられていますね(笑))だけど数回授業で会うようになるとだんだんみんな余裕がでてきて、ハイタッチとかなんかもするようになります。
hoicosでは生徒がみんな早く来たら、その時間で雑談をしたりするので親密な関係になりやすいです。普通に塾講師をしていたらこういう時間をとることは許されません。
たしかに内容を教えることも重要ですが、それ以上に生徒との距離を縮めることで彼らが学びやすい環境を作ることも絶対大切だと思っています。(hoicosでは”楽しく学ぶこと”をモットーにしています!)これについてはまた今度ブログで書きますね。
[…] 一番は端がみんな好き…の最後に僕たちのモットーについて少し触れました。Hoicosでは子供が楽しく学ぶ環境を提供するために僕たちは常日頃全力を尽くしています。なぜ僕たちが「楽しく学ぶ」ことにこだわっているのか。Hoicosプログラミング教室なりの観点でお話しますね。 […]